「ひふみプラス」と「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)」を 同額ずつ購入して、運用成績の推移を見守る企画です。
これから1ヶ月に1度程度、定期的に運用状況を公開する予定です。
今回は第1回目ですのでまずはポイント説明を行い、最後に結果発表を行います。
目次
ポイント1.日本 vs 米国
日本代表・・・ひふみプラス(ひふみ投信)
言わずと知れた国産の人気ファンド。近年は常に販売ランキング上位。
「ひふみプラス」は、証券会社を通じて買付できる「ひふみ」です。
今回はSBI証券で買付しています。
純資産総額と、組み入れ銘柄数は以下の通りです。(2019年1月現在)
また、資産配分比率は以下の通りです。(2019年1月現在)
「ひふみ」は、2018年から海外株式の組み入れ比率を上昇させています。しかし、依然として日本株の比率が高いので、この企画では「日本代表」として取り扱います。
米国代表・・・楽天VTI
米国株式市場の99%をカバーするETF「VTI」へ間接投資できる投信です。米国株投資家から高い支持を受けている人気ファンドです。
純資産総額・投資銘柄数は以下の通りです。(2019年1月現在)
当然のことながら、ほぼ100%「VTI」へ投資されています。
こちらは米国 3600社へ投資する「米国代表」ファンドです。
ポイント2.アクティブ vs インデックス
アクティブ運用代表・・・ひふみプラス
「ひふみ」はインデックス(株式指数)を上回る運用実績を目指すアクティブファンドです。
アクティブファンドらしく、信託報酬は約1%と少々お高めです。
インデックス運用代表・・・楽天VTI
「楽天VTI」は、インデックス(株式指数) と連動する運用実績を目指すファンドです。
インデックスファンドらしく、信託報酬は0.1696% 0.1596%と良心的です。(2019年5月14日に楽天投信投資顧問より信託報酬の改定が発表され、引き下げられました)。
この戦いは「国産アクティブ投信 vs 米国インデックス投信の戦い」ということです。
各60,000円を投資
以下の通り、各60,000円を投資しました。
2回に分けて買付した結果、平均取得単価(1万口当たり単価)と取得口数は以下の通りとなりました。
- ひふみプラス・・・ 40,358円(14,867口)
- 楽天VTI・・・10,148円(59,126口)
1回目買付の3日前「2017年11月24日の基準価額」が私の取得単価とほぼ差が無いので、比較データはこの日を起点にすることにしました。
- ひふみプラス・・・ 40,334円(-24円)
- 楽天VTI・・・ 10,151円(+3円)
上記が2017年11月24日の基準価額と私の取得単価との差です。ひふみプラスの方が安く取得できたことになっているため、ひふみプラスがちょっぴり有利な条件になりました。
対決結果は?!
現在のところ楽天VTIがかなり優勢です。
今回の対決は2017年11月24日~2019年2月15日までの300日(14ヶ月間15日)で比較しています。
昨年末の日米株価暴落から、「米国のS&P500」は直近高安値と比較して約72%戻していましたが、「日本のTOPIX」は約39%しか戻っていません。その差が如実に現れているようです。
現在の運用状況は以下の通りです。
その差「15.86%」です。1年ちょっとでこんなにも差が開くとは思いませんでした。日米の国力の差でしょうか・・・。
ひふみ vs TOPIX
さてひふみはアクティブファンドですので、インデックスとの比較も重要です。TOPIXとも比較してみたいと思います。
結果は・・・
うーん。イマイチですね。特に昨年秋ぐらいからのひふみの成績が良くないようです。
私の12万円を使った壮大な(?)実験はまだまだスタートしたばかりですが、やはり米国投資が最適解ということになるのでしょうか?
ひきつづき見守っていきます。