2019年10月第2週の相場テクニカル分析です。
前週比
10月第2週の株式相場は米中貿易協議で「部分合意」が報じられ、日米共に上昇。特に日本株の上昇が目立つ結果となりました。
S&P500
S&P500は米中貿易協議の進展を受けて上昇。各移動平均線の上に出てきました。株式市場にとって第1関門の米中貿易協議は何とか突破できた感じです。
続く関門は第2関門にブレグジット、第3関門が米国企業決算といったところでしょうか。
第2関門のブレグジット問題は複雑ですね。個人的には「イギリスは自分からEUを出ていくと言ったのだから、さっさと出てしまえば良いのに…。」と思ったりしますが、イギリス・EU共に自国の利益を守る必要があるため、そんなに簡単な話では無いようですね。
英国議会が既に交渉期限の延長を決めているため、EU側も真剣に交渉する気が無いとも報じられています。
英国は19日までに離脱条件で合意できなかった場合は、EUに対して離脱期限の再延長を申し出ることになっているようです。もはや交渉期限を延長するしか無さそうですね…。
米ドル/円
ドル円は米中リスク後退で再び上昇。108.5円近辺は9月中旬以降で2回押し戻されていますが、3度目の正直となるでしょうか。
ただし上に200日移動平均線が待ち構えているので、この後も上値は重そうです。
日経平均
チャート
日経平均株価も上昇。金曜日の引けで日経平均先物は22,000円台に乗せてきているため、連休明けは22,000円の回復が期待できそうです。
あとは海外情勢と第2四半期決算待ちですね。米国S&P500構成企業の7~9月期決算は、純利益がマイナス4%の見込みであると報じられていますが、日本企業はどうでしょうか。
PER(株価収益率)
日経平均PERは12.44倍。少しずつ上昇してきています。
今週の主な予定
- 10月14日 日本/祝日・体育の日
米国/祝日・コロンブス記念日 - 10月16日 米国/小売売上高(9月)
- 10月18日 中国/7-9月期GDP