2021年4月第2週(2021年14週)終了時点のポートフォリオです。
ポートフォリオ
今週の株式相場は日米で強弱まちまちの展開。米国市場ではダウ・S&P500が最高値を更新、NASDAQが前週比3%以上の上昇となった一方、日本市場は横ばいでの推移となりました。
最近はしきりにバリュー株(割安株)がグロース株(成長株)に対して優位だと話題になっていますが、バリュー株の比率が大きいダウは年初来で+10.4%と既に今年のパフォーマンスが+10%を超えてきており、主要3指数の中でトップの上昇率です。
一方でグロース株の比率が大きいNASDAQも今週3%以上上昇しており、年初来パフォーマンスが+7.8%とダウを猛追しております。
バリュー株 > グロース株という図式になった最も大きな要因は米国長期金利の上昇ですので、やはり米国長期金利の動向が気になるところです。
米国長期金利は保ち合いの様相
注目の米国長期金利は1.6%から1.7%半ばで保ち合いの様相を呈してきました。年初からグイグイと力強く上昇してきた米国長期金利ですが、ここにきてヨコヨコの動きになり始めています。
金利上昇が一服し始めている理由は株式配当利回りとの関係によって説明ができそうです。
S&P500 平均配当利回りが下落
上のチャートはS&P500 の平均配当利回りです。S&P500 の平均配当利回りは 3月末時点で1.45%まで低下してきているようです。一方の米国長期金利は現在1.6%台での推移となっており、S&P500 の平均配当利回りを上回っています。
米国長期金利と株式配当利回りの利率差は、私のような資産規模の小さい弱小投資家が影響を受けるような数値ではありませんが、常に何千億円、何兆円というお金を動かしている機関投資家から見れば当然大きな違いになってくる訳で、現在の長期金利水準は機関投資家から見ると程よく魅力的な水準のようです。
つまり長期金利が1.6~1.7%ぐらいの水準になると株式配当利回りを上回ってくるため、「債券を買いたい機関投資家が増えてくる ⇒ 結果、金利上昇が抑えられる。」という関係が成立するということです。
現在の長期金利水準と株式相場の水準は足元で回復しつつある経済の状況を鑑みると程よく、ゴルディロックス相場(適温相場)入りしたとの声も聞こえ始めました。
個人的には過熱せず冷え込みもしない株式相場って「あまり刺激が無くてつまらない」という少々品のない感覚があったりもするのですが、資産運用においては「寝ている間に気が付かないうちに少しずつ資産が増えている」というのはとっても幸せなことですよね。
もし本当に適温相場入りしているのであれば、歓迎です!
2021年 年間運用状況
目標値
元本目標 4,800,000円
利益目標 556,920円
損益状況(公開範囲のみ)
実現損益 0円(税引き後)
配当など 7,689円(税引き後)
評価損益 595,365円
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合計 603,054円