楽天VTと楽天VTIのパフォーマンス比較です。
※2020年2月1日 情報を更新しました。
目次
楽天VT・楽天VTIとは?
楽天VTと楽天VTIはいずれも楽天投信投資顧問の投資信託です。世界最大級の運用会社である、米バンガード社の優良なインデックス・ファンドを日本円で買付できる人気の商品です。
バンガード社の運用資産残高は2018年6月時点で565兆円。
日本の一般会計予算が約100兆円ですから、バンガード社は日本の国家予算の5倍以上を運用しているのです。とんでもない規模ですね。
バンガード社が運用している多数のファンドの中から、「VT」と「VTI」という人気のファンドへ日本円で間接的に投資できるようにした商品が「楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)」と「楽天VTI(楽天・全米株式インデックスファンド)」です。
楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)
楽天VTは、日本を含む全世界の株式市場の値動きに連動することを目指す投資信託です。バンガード社の「VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)」で運用されます。
VTは、世界市場8,000社の株式に分散投資を行うファンドです。
楽天VTの2020年1月末時点の純資産総額は344.1億円です。
また楽天VTの国・地域別構成比(2019年11月末時点)は以下の通りです。
楽天VTの組み入れ上位10銘柄(2019年11月末時点)は以下の通りです。
「全世界株式」という名前ではありますが、米国株式の影響力が強いことは知っておくべきポイントです。
楽天VTI(楽天・全米株式インデックス)
楽天VTIは、米国株式市場の値動きに連動することを目指す投資信託です。バンガード社の「VTI(バンガード・トータル・ストック・ETF)」で運用されます。
VTIは、米国市場約3,500社の株式に分散投資を行うファンドです。
楽天VTIの2020年1月末時点の純資産総額は807.2億円です。
楽天VTIの組み入れ上位10銘柄(2019年11月末時点)は以下の通りです。
全世界の株式へ投資を行いたい場合は「楽天VT」、米国株式に絞って投資を行いたい場合は「楽天VTI」が選択候補になります。
信託報酬の比較
2020年1月時点で楽天VTの信託報酬は0.222%程度、楽天VTIの信託報酬は0.162%程度となっています。
気にするほどの差では無いかも知れませんが、若干楽天VTIの方が低く設定されています。
パフォーマンス比較
楽天VT(全世界株式)と楽天VTI(米国株式)について、2017年9月29日のファンド設定日から2020年1月31日までのパフォーマンスを比較しました。
2020年1月31日時点の運用パフォーマンスは、楽天VT(全世界株式)「114.77」、楽天VTI(米国株式)「127.69」となりました。
2020年1月時点では楽天VTI(米国株式)が楽天VT(全世界株式)のパフォーマンスを上回って推移していることが分かりました。
これまでのところは米国株式の強さが目立つ結果となっています。
ふくりねこの投資状況
ふくりねこ家では2019年までつみたてNISA口座で楽天VTI(米国株式)を積み立てしています。(2020年からはSBI VOOを積み立て中。)
現在の運用状況は以下の通りです。
2019年に米国株式の運用パフォーマンスがとても高かったことから、これまでのところは好成績を残しています。
ご参考になりましたら幸いです。