2020年1月第1週の相場テクニカル分析です。
前週比
3日に米国によるイラン司令官殺害ニュースが入り、ドル円は一時108円割れまで下落し、CME日経平均先物は終値が前週末比で2%下落するなどの反応が見られましたが米株指数は意外と静かな反応だったように思います。
明日は日本市場の大発会。日本市場にとっては厳しいスタートとなりそうです。
S&P500
S&P500指数はイラン司令官殺害のニュースにあまり反応しなかったようですが、その後の報道を受けて週明けにどのような反応を示すか要注目です。
2019年末は米中貿易協議の進展があり、また英国ブレグジット問題についても進展があり、ようやく相場に安心感が広がってきていた中での今回の中東問題。残念なことですが、ネガティブサプライズはいつも突然にやってくるものです・・・。
米ドル/円
ドル円は中東問題により市場の不確実性が高まったため円高が進み、200日移動平均線を割り込んで引けています。
日経平均
チャート
日経平均株価は大納会の終値が 23,656.62円。日本市場休場中の1月3日のCME日経平均先物が 23,290円で引けているため、明日1月6日の大発会は下落スタートとなりそうです。
中東情勢の悪化を受けて、日本市場はどのように反応するでしょうか。
PER(株価収益率)
昨年12月30日時点の日経平均PERは14.36倍です。
今週の主な予定
- 1月7日 米国/ISM非製造業景況指数
- 1月8日 米国/ADP雇用統計(12月)
- 1月10日 米国/雇用統計・失業率(12月)
2019年の騰落率
今週は各指数について2019年の騰落率をまとめてみました。
2018年末がクリスマスショックにより大きく調整していたためその反動もあり、2019年は大きく上昇した1年となりました。特にNASDAQは +35%と大きく上昇しています。
2020年はどのような一年になるでしょうか。