2020年2月第2週終了時点の相場テクニカル分析です。
前週比
米国株式市場は2月第2週も最高値更新。
今年の上昇率を確認してみたところ、NASDAQ +8.45%、S&P500 +4.62%、NYダウ +3.01%です。NASDAQが飛び抜けています。
一方で日本株は足踏み中。日経平均株価の今年の上昇率は +0.13%で、昨年末からほとんど上昇していません。
S&P500
S&P500は2月13日に最高値更新。最高値は3,385.09ポイント。
米ドル/円
ドル円は概ね108円~110円の狭いレンジで保ち合いの様相。
2/11時点のシカゴIMM非商業(投機)ポジションは若干ロングポジションが減少し、ネットで 26,188枚の売り持ち。
ユーロドルの下落
今週の特筆事項として、ユーロドルの下落があります。ユーロドルは昨年の安値を割れてきています。
ユーロ売りが加速している原因の一つは「ドイツ経済の減速」がジワリと市場の注目を集めてきていることです。
2/14に発表されたドイツの10-12月期GDP(速報値)は、前期比変わらずの0.0%。あと一歩でマイナス成長というギリギリの水準です。
中国の新型肺炎の影響などはこれから出てくると思われるため、ユーロドルの動向に注意していきたいところです。
日経平均
チャート
日経平均株価は前週比 -140.39円(-0.59%) の 23,637.59円。
PER(株価収益率)
日経平均PERは14.57倍。
日本市場は10-12月期の企業決算発表が終わりました。コロナウイルスの影響もあるのでしょうが、予想EPSが低下してきている点が気掛かりです。
今週の主な予定
- 2月17日(月)
日本/GDP速報値(10-12月期)
米国/祝日・休場 - 2月19日(水)
米国/FOMC議事要旨 - 2月20日(木)
EU/ECB理事会議事要旨 - 2月21日(金)
日本/消費者物価指数(1月)
EU/消費者物価指数(1月)