2019年4月第1週の相場テクニカル分析です。
NYダウ
NYダウ 3/30終値は 25,928ドルで、前週から+426ドルの上昇となりました。
先週はWトップ形成から、ネックラインの 25,208ドルを割り込むことなく終値は再び 26,000ドル近辺となりました。
上値の26,000ドル台は強いレジスタンスです。一方で25,000ドル近辺の下値サポートも強く、こう着状態=保ち合いといった感じです。
強弱まちまちな経済指標、まだ結論が出ない米中貿易戦争の結果、そして4月に入りこれから少しずつ明らかになる米国企業の第1四半期決算と今年度の業績予想見通しなど、市場参加者のモヤモヤ感が表されたチャート形状だと思います。
日経平均株価
チャート
日経平均株価 3/30の終値は 21,205円で、前週の終値から422円の下落となりました。ただし先週は3月末決算企業の配当落ちがありましたので、配当落ち分の170円を加味すると実質252円の下落です。
日経平均株価はWトップを形成しましたが、ネックラインでピッタリ停止し、持ちこたえている状態です。先週の相場からは21,000円は簡単には割り込ませないぞ!という強い意志のようなものを感じました。底堅さを感じましたが、しかしここから上昇するシナリオがあるのでしょうか。
PER(株価収益率)
日経平均株価のPERは12.32で、前週から-0.26となりました。
ドル円
ドル円の 3/30終値は 110.84円で、前週から+0.92円となりました。
ドル円は一時110円を割り込みましたが、新たなサポートラインを作って上昇に転じています。ただし移動平均線は上から200日線・100日線・75日線の順番になっており、100日線・75日線は下向きですので、ひきつづきチャートからは弱さを感じます。
4月下旬~5月中旬に集中している3月決算企業の決算発表と新年度の業績予想発表へ向けて、相場が煮詰まってきている雰囲気を感じます。
また英国の「合意なきEU離脱」リスクが高まっており、4月は緊張感のある相場になりそうです。
今週の主な予定
5日(金) 米国雇用統計
直近の大型イベント
4月12日 英国「合意なきEU離脱」期限
4月27日~5月6日 大型連休(10連休)
日程未定 米中首脳会談