2019年6月第5週の相場テクニカル分析です。
前週比
日米共に株価は横ばい、米ドル/円は週間ベースでは若干円安に傾きました。
G20を前に動きづらい1週間であったように思います。
S&P500
S&P500は 2,950のラインと6/21高値 2964.15 を上抜けできるかどうかが焦点です。
G20で米中が貿易協議再開で合意したことがニュースとなっていますので、今週上抜けできるかがポイントになりそうです。
米ドル/円
米ドル/円は 6/25に一時 106円台を付ける場面がありましたが、終値は107.93円と108円台目前まで上昇して引けています。
週足を見ると、ここ2年の保ち合い下限ゾーン近辺まで下げていることが分かります。(一部オーバーシュートはあります)
6/29に発表された6/25時点のシカゴIMM非商業(投機)ポジションは、先週に引き続き円のショートポジションが減少して -6,418枚となり、ロング-ショートの差引枚数は -10,147枚となっています。かなりショートポジションの解消が進みました。
中期的に見るとそろそろ反転してもおかしくない水準なのかなと見ています。(個人的な見解です。)
日経平均
チャート
日経平均はシャキっとしない展開が続いています。
21,400円近辺に75日移動平均と100日移動平均、21,600円近辺に200日移動平均があり、蓋をされている感じです。
抵抗帯を上抜けできれば良いのですが、仮に上抜けできたとしてもその先はそんなに簡単では無いように思います。
PER(株価収益率)
6/28時点の日経平均PERは11.92です。PERは11倍台に突入してから概ね7週間が経過しました。低位で安定してきています・・・。
今週の主な予定
- 7月5日 米国/雇用統計
※投資判断は自己責任にてお願いします。