2019年7月第3週の相場テクニカル分析です。
前週比
S&P500は前週に最高値を更新し、今週は流石に一服。日経平均株価は前週の米国株式の上昇には連動しなかったものの、下落だけはきっちりと連動しました。
S&P500
S&P500は4-6月決算発表を間近に控えて様子見ムードだったように思います。
テクニカル的には引き続き上昇トレンドをキープしており、特に特筆すべきことは見当たりません。
今週はAmazon, Google(Alphabet), Facebook, Twitter, VISA, ボーイング, Intel, 3M…など、市場に対して影響力がある企業が決算発表を行います。
本記事は「テクニカル分析」と名を打っていますが、私は株価を決める要素は最終的には企業業績に収斂すると考えているため、今週の米企業各社の決算に注目しています。(テクニカルはあくまで補完的な利用に留めています。)
また来週31日にはFOMCがあります。
いま市場が最も注目しているイベントは間違いなく「FRBによる利下げ」であり、目下の市場予想では利下げ自体は既に織り込み済みで、利下げ幅が「0.25%」か「0.50%」という思惑の違いになっているようです。
現在の株価がどこまでの状況を織り込んでいるのかは不明です。FOMCの結果によりどちらに株価が動くのかは分かりません。注目度の高いイベントの前後は株価が大きく変動する可能性がありますので、どちらに転んでも対応できるようしっかりと心構えをしておきたいところです。
FOMCの政策金利発表は日本時間8月1日(木) am 3:00頃です。
米ドル/円
米ドル/円は週前半は108円台で推移していましたが週後半に107円前半まで下落し、107.76円で引けています。
7月16日(火)時点のシカゴIMM非商業(投機)ポジションは、若干ショートポジションが増加し、ロング-ショートの差し引き枚数は-7,729枚となりました。
米ドル/円も米株式市場と同様に、ほぼ米国利下げのニュースに振り回されて上下している印象です。FOMC通過後に大きく動きそうな気配を感じます。
日経平均
チャート
日経平均株価はテクニカル的なポイントがありました。
日経平均株価は18日(木)に大きく下落し、翌19日(金)には下落分を取り戻して大きく反発しました。
18日(木)の安値は上図のように 6月4日→7月2日の上昇に対する「半値押し水準」であり、短期的には反発水準だったと見ることができます。
PER(株価収益率)
日経平均PERは12.02倍です。
日本企業の4-6月期決算発表も今週辺りから本格化します。
日本の場合は3月期決算の企業が多いため、4-6月期決算は第1四半期決算(1Q)となる企業が多いです。
1Qはまだ新事業年度がスタートして3ヶ月しか経過していない訳ですから、一般的には業績予想修正が発生することは少ないように思います。(余程の事情がない限り自社の3ヶ月先の業績を予想できていない経営者はいかがなものかと思いますので。)
一方で米国は12月期決算の企業が多いため、4-6月期決算は第2四半期決算(2Q)となる企業が多いです。半期(半年)が経過すると、通期(1年)の業績がある程度見えてくるものです。
よって通常時において4-6月期決算は、日本企業よりも米国企業に注目すべきだと考えています。(※私個人の意見です。)
ただし、今回については「米中貿易摩擦」という非常に業績を読みにくくする要素がありましたので、イレギュラーな年になるかも知れません。
今週の主な予定
- 7月25日 EU/ECB理事会
- 7月26日 米国/4-6月期GDP速報値発表
※投資判断は自己責任にてお願いします。
※来週は旅に出掛けるため、更新が遅れます。