2019年8月第4週の相場テクニカル分析です。
前週比
金曜日(23日)の夜に開催された米FRBパウエル議長によるジャクソンホールでの講演が無難に通過して市場に安心感が漂ったのも束の間、中国の報復関税に対してトランプ大統領が「対抗策を講じる」と発言してNY市場の株価は急落。ドル円も急落し、大荒れの展開となりました。
既に閉まっていた日本市場はこの状況を織り込んでいないため、月曜日の日本市場は寄り付きから厳しい展開が想定されます。日経平均先物の夜間売買は 20,210円で引けており、日経平均が同水準で寄り付けば500円安からのスタートとなります。
S&P500
S&P500は、概ね 2,800~2,950ポイントの保ち合いになっています。2,800ポイント近辺には200日移動平均線が控えており、テクニカル的には下げ止まり候補ではあります。
しかし現在の状況は要人発言で相場が振り回されている状況であり、テクニカル分析はあまり意味をなさない気がします。
トランプ大統領は来年の大統領選へ向け、大統領選終盤に株価が上昇するように現在の株価を対して故意に圧力を掛けている…というような分析があるそうです。ウソかホントかは知りませんが、そのような噂が出てくるほどの状況だということです。
米ドル/円
ドル円はトランプ発言があるまでは106円半ばで推移していましたが、トランプ発言を受けて急落。105円前半で引けています。
日経平均
チャート
PER(株価収益率)
今週の主な予定
- 8月23日 ドイツ/4-6月期GDP発表