臆病者が単元未満株をナンピン買いして10万円の売却益を得た

2017年11月からアドバンテスト(6857)を単元未満株で少しずつナンピン買いしていき、今年4月25日に10万円の売却益を得ることができました。

その過程を記録として記事にしたいと思います。

※当記事はナンピン買いを推奨する話ではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
 

銘柄選択の理由

アドバンテストの最初の買付を行った2017年11月当時、半導体関連企業は「スーパーサイクル」と呼ばれる半導体の大きな需要が訪れていると言われ、2年前と比較すると株価が「5倍以上」になっている企業がザラにありました。

しかしアドバンテストの株価は2015年の安値から「3倍程度」の水準で、半導体関連株としては出遅れ感があったため、買付を決断しました。

単元未満株での買付回数と単価

上記のように2017年11月20日から合計6回、株価が100円程度下がる毎に少しずつナンピン買いを繰り返しました。

単元未満株はあらかじめ決められた時間までに注文を入れておくと、前場・後場の寄り付き時に成行で約定するので、多少想定していた株価よりも高く約定していたりします。また買付の回数分所定の手数料が掛かるため、取得単価が割高になるデメリットがあります。

しかし結果的にナンピン買いで複数回に分けて買付したことで、平均単価は2,157円となり、最初の2,335円で100株買付するよりも1株当たり178円安く取得できたことになりました。

下図は買い下がりのポイントを示したものです。

昨年2018年末のクリスマスショック時は、2,000円割れとなり少しヒヤッとしましたが、その時点ではまだ80株しか保有していなかったため、20株を買い増ししました。更に下落した場合は買い増しする計画でした。

最終的には2019年4月に今期業績見通しの悪化を確認し、3,225円で売却しました。売却益は106,800円でした。

買付に単元未満株を利用した理由

単元未満株を利用した理由は、私が「臆病者」かつ「弱小投資家」だからです。

1単元20数万円の株は、市場の中では特に高くも安くも無い一般的な株だと思いますが、2017年当時の私は一気に20数万円の株を買う勇気が無かったのです。本当に臆病です。

そこで閃いたのが「単元未満株で10分の1単位ずつ分割して買おう」というアイデアです。最初から株価の下落を想定して、チョビチョビ買おうという何ともネガティブな発想なのでした。

まとめ

臆病者の私は、余分な手数料を払ってでも単元未満株で買付をすることで、株価下落時にナンピン買いをする心の余裕が生まれ、メンタルコントロールが楽だった。

ただし投資先が将来の成長が期待できる企業でないと、少額とは言えナンピン買いを躊躇したかも知れない。結局のところ銘柄選びが最も重要。