株式投資を始めてから約13年。
最初の10年はどれだけ市場が好調でもさっぱり成果が出せぬまま、月日だけが流れていました。しかし2018年に転機が訪れ、ここ3年ほどは少しずつ成果が出るようになってきました。
今日は自己分析です。自分の中の何が変わって成果が上向いてきたのかを振り返ってみました。
1.余裕資金を正確に把握した
まず第1に挙げられるのは「家計の余裕資金を正確に把握した」ということです。
現在の余裕資金がいくらで、また毎月の給料からはいくらまでを投資に回して良いのかをハッキリと明確にしたことはとても大きな要因だと思います。
家計の全ての口座残高と妻が記録してくれている正確な家計簿を点検し、投資に回せる余裕資金を明確にしました。
自分の余裕資金が漠然としている中での投資活動はいつも心のどこかに「不安」があり、不必要にリスクを恐れる傾向がありました。
今は何も不安を感じること無く、サラリーマン投資生活を楽しむことができるようになっています。
2.資産運用の目的・目標を明確にした
次に「資産運用の目的と目標を明確にした」ということが挙げられます。
以前は資産運用の目的がぼんやりとしていました。「何のための資産運用か?」という最も大切なことが欠けていたのです。
資産運用の目的を「65歳で退職し、その後の生活資金を得るため」と定め、資産の目標金額は毎月20万円×約40年間分としました。
(現在は退職目標を60歳に繰り下げています。)
たったそれだけのことですが、いざ定めてみればそれは実はとても重要なことだと気がつきました。
目標達成のためには手持ちの余裕資金をフルインベストをする必要が無いことがわかり、暴落時も心にゆとりを持つことができるようになりました。超臆病者の私にとってはこれだけでも大きな意味がありました。
3.複利に重きを置いた長期投資に切り替えた
私はつい3年前までは短期売買を資産運用の主体としていました。
ひたすら売買を繰り返すことで目先の利益を積み上げていくことを目標としていましたが、テクニカル分析などをどれだけ勉強しても十分な成果が得られませんでした。
数年間本当に真剣に取り組みましたが私の場合は超臆病者の性格も災いし、上手くいきませんでした。サラリーマンをしながら短期売買で成果を上げることの難しさ通感しました。
しかし3年前に投資方針を複利に重きを置いた長期投資に切り替えた後からは、突然成果が上向いてきました。
取引のために拘束される時間が圧倒的に短くなって精神的な負担も減り、投資活動自体は随分と楽になったのに短期売買では得られなかった成果が出てきたことには驚きました。
「長期投資が資産運用の王道」であることはとっくの昔から言われていることですが、それでも私は「私は人とは違う。短期売買で成果を出してやる!」と相当に意気込んで取り組んでいました。
しかしやはり凡人だった私にはそんな特殊能力は無く、結局のところ最初から素直に王道を受け入れておくのが正解だった訳です。家計に大きな損害を発生させること無く自分に特殊能力が無いことを知れたことは幸いだったということにしています。
最も大切なことはお金儲けではない
私にとって最も大切なことはお金儲けではなく、家族と豊かな生活を送ることです。資産運用は「家族と豊かな生活を送り続けるために必要なお金を得るための手段」です。
短期売買に取り組んでいたときは「家族との時間を削り、ストレスを我慢しながらひたすら相場と向き合う」という状況でした。それは最も大切なことを疎かにしている訳で、適切な行動ではありませんでした。とても当たり前で簡単なことなのに、取り組んでいるときは一生懸命になっていて気が付かないものです。
今もテクニカル分析は趣味半分で続けていますが相場との距離はとても遠くなり、投資活動以外のことに振り向ける時間が圧倒的に増えました。家族と美味しいものを食べたり、遊んだり、楽しい時間を共有することの方が大切です。
とてつもなく当たり前のことですが。。。
諦めないし、あせらない
私は何につけても人よりも歩みが2~3歩遅い人間です。良く言えばマイペース、悪く言えばのろまです。。
しかし私は自分が人よりも歩みが遅いことを理解していますので、「他人ができていることを今自分ができていなくても、いつか必ずできるようになる。」という諦めない心の強さを持っています。それが私の強みです。
これからも私らしく、あせらずボチボチと。しかし確実に成功へ向けて日々努力を続けていきたいと思います。