巷では2019年9月26日より販売開始となった「SBIバンガード S&P500インデックスファンド(以下、SBI・VOO)」が大人気のようです。
投資信託のランキングで軒並み1位を獲得しているようで、設定日から3ヶ月で既に80億円の資金が流入している模様。
私はこれまで2018年からの2年間、つみたてNISAで「楽天 全米株式インデックスファンド(以下、楽天VTI)」を買付してきたのですが、SBI・VOOがどうしても気になるので比較してみました。
信託報酬の比較
まずは定番の信託報酬比較。
その差は「0.0682%」。気にするほどの違いでは無いのかも知れませんが、安いに方が良いに決まっています。
ただし投資信託は信託報酬に信託報酬以外のコストをプラスした「実質コスト」が重要なようです。楽天・VTIは昨年2回目の決算を終え、実質コストは「0.225%」でした。SBI・VOOはまだ1度も決算を迎えたことが無いため現時点では実質コストは不明です。
また、SBI・VOOと比較されることの多い「三菱UFJ国際・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は以下の通りです。こちらもかなり安い。
パフォーマンス比較
SBI・VOO と 楽天・VTIのパフォーマンスを比較したいところですが、SBI・VOOはまだ設定日から3ヶ月しか経過しておらず、十分な比較ができるデータがありません。
そこでSBI・VOOと同じくS&P500指数をベンチマークとする、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) と 楽天VTIのパフォーマンスを比較してみました。
結果は以下の通りです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) の設定日 2018年7月3日から2019年12月30日までのパフォーマンスを比較しましたが、僅かに eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が良いパフォーマンスであることが判明しました。その差は 2.14%。
また同期間について、本家VOOとVTIのパフォーマンスを比較してみました。
当然ですがVOOの方が僅かに高パフォーマンスであり、その差は2.33%でした。
1年半ほどの短い期間についての比較になりますが、この期間に限った場合はVOOの方が若干高いパフォーマンスでした。
まとめ
長期投資において短い期間のパフォーマンス比較はあまり意味が無いかも知れませんし、長期ではVTIの方がパフォーマンスが良いとの情報もあります。
しかし少なくともSBI・VOOは楽天・VTIに負けず劣らず、とても魅力的な商品であることが確認できました。
以上の検証により、妻のつみたてNISA口座で2020年に積立を行う商品はSBI・VOOに決定!
早速切り替え設定を実施しました。
積立投資については、これで今年1年の仕事は終わりです。
お疲れ様でした。笑